もっといろんな物をつくりたいぜー
・・・というわけで、開発環境をつくります。
Dockerをインストールする
Dockerって何よ
パソコンに仮想環境を作成することができます。
しかも簡単に(重要)
Windows上にLinux環境を用意して、Windows上のファイルをLinux上から扱っているかのように動作させたり、
プログラミング言語やデータベースのように、頑張ればWindows上に直接インストールできるものについても、それより少ない労力で導入できます。
後から「やっぱ必要だったわー」という物を追加する事もできます。
しかも簡単に(重要)
いらなくなった仮想環境は捨てる事もできます。
しかも簡単に(重要)
Windows10 pro なら、Docker Desktop for Windows
それ以外はdocker toolboxをインストールする。
あまり搭載OSを気にせずに買ったパソコンなら大体Windows10のHome版だと思う(たぶん
その場合は、docker toolbox
docker toolbox windows版
ユーザー名について
特に海外で作成されたソフトを使う時などに意識する必要がある。
Windowsのユーザー名に全角文字を含んでいると、その時点で半分インストール作業が詰んでいるという事もまれによくある。
そんなときは、半角英数の文字だけで名前をつけたユーザーを新しくつくって、そのユーザーで作業すると大体解決します。
(管理者権限の場合)
インストール後、スタートメニューやデスクトップに作成される、Docker Quickstart Terminal を実行する事で、
コンソール(コマンドプロンプトとかPowerShellとか)でDockerコマンドを扱えるようになるプログラムが動き出します。
※「VirtualBoxの設定を変えて良いかい」的なメッセージが何回か出るだろうから許可する。
既に導入されている別の仮想環境用のプログラムと喧嘩がはじまっています。
他の用途で特にHyper-Vを使っているつもりが無いのなら、Hyper-Vを無効にした上でインストールをやりなせば良いと思う(たぶん
Dockerの設定ファイルを準備する
インストールが終わったら、DockerでPython3を使う為の設定ファイルを用意します。
Python2と3
バージョン2.x系をPython2
バージョン3.x系をPython3と呼んだりする。
Python3の方が新しいとか、標準の文字コードがutf-8だったりするので、特にこだわりがなければPython3を使えば良いと思う。
もっと詳しい違いを知りたい人は自分で調べてね!(なげやり
「私はここで作業したいんじゃあ」というディレクトリに移動して、Dockerfile、docker-compose.ymlというファイルを作成。
ドライブの先頭から作業ディレクトリまでの間には日本語を含まない方が良いです(約束
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(例) C:\docker_container\python3 |
新しいファイルは、右クリック(右利きモード時)でテキストファイルを新規作成して名前を変える・・・でも良いですが、
作業フォルダ内で右クリックをすると、Dockerと一緒にインストールされたであろうGit Bashが選べるようになっているはずなので、
Git Bash上で行うとスマートです
Git Bashは、厳密にはMINGWというLinuxを模倣するプログラムらしいので、ある程度Linuxコマンドが使えます。
1行ずつ、こんなコマンドを打ってEnterすればファイルが作成されているはず。
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touch Dockerfile touch docker-compose.yml |
作成したファイルをメモ帳や、プログラミングに使うテキストエディタなどで開いて設定を記載します。
Python公式のDockerコンテナをコピペすれば楽勝じゃね?
hub.docker.com python
・・・と、思ったけどさっぱりわからなかったので、
こちらの記事を参考にさせて頂きました・3・
dockerで簡易にpython3の環境を作ってみる
Qiitaの記事を見に行く
Dockerfile
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FROM python:3 USER root RUN apt-get update RUN apt-get -y install locales && \ localedef -f UTF-8 -i ja_JP ja_JP.UTF-8 ENV LANG ja_JP.UTF-8 ENV LANGUAGE ja_JP:ja ENV LC_ALL ja_JP.UTF-8 ENV TZ JST-9 ENV TERM xterm RUN apt-get install -y vim less RUN pip install --upgrade pip RUN pip install --upgrade setuptools |
docker-compose.yml
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version: '3' services: python3: restart: always build: . container_name: 'python3' working_dir: '/root/' tty: true volumes: - ./opt:/root/opt |
※python3というコンテナ名で作成される事に問題があるなら、該当箇所を都合のよい名前に変えると良いです。
作業したいディレクトリ(Dockerfileとか作ったディレクトリ)で、Shiftを押しながら右クリックをすると、
普段は選べない「PowerShellウインドウ(コマンドプロンプト)をここで開く」というコマンドが選べるはずなので選択する。
そこで
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docker-compose up -d |
を実行すると、ここまでの作業に問題が無ければ仮想環境の作成がはじまるでしょう。
このコマンドを覚えればDockerは半分使いこなしたも同然です(盛り過ぎ
初回はオプションに–buildをつける方が礼儀正しいみたいですが、上記のコマンドでもどのみち初回は同じ動きをします。
くれぐれもユーザー名とパスの最初から最後までには、日本語が含まれないようにお願いします。
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(例) PS C:\docker_container\python3> docker-compose up -d |
これで導入は終了です(たぶん
イカすコマンド達の紹介
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# 作成したコンテナには以下のコマンドで入る事ができる docker-compose exec python3 bash # 動いているDocerコンテナ一覧を表示する docker ps -a # Docerコンテナの動作を停止する docker stop python3 |
※ python3以外の名前でコンテナを作成した場合は読み替えてください